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夜の怪奇現象 13KB 愛で パロディ 小ネタ 悲劇 希少種 現代 愛護人間 独自設定 まったく虐待はされてません。嫌いな人は見ないほうがいいです。 ・まったくゆっくりが虐待されません ・原作キャラがちょこっと出ます ・一部人間がひどい目にあってます ・賢いゆっくりは漢字を使って喋ってます ・やっぱり作者はHENTAIでした ・独自設定が強いですがそれでもいい人はゆっくりよんでいってね!!! 部屋の中に入ると何所か奇妙な違和感を感じた。何かがおかしいとはわかるが、はっきりわかるほどでは無い。 ここに引っ越してきてようやく落ち着いてきた頃に、部屋の配置も決まりようやく住み心地がよくなってきたのに。 それなのにここ数日俺はアパートに帰るたびに違和感を感じ始めたのだ。 気ままな一人暮らしだ。俺がいない間にいるのはペットして飼っている一匹のゆっくりだけである。 「なあみょん、本当に誰も来てないのか?」 「そうだみょん!みょんがちゃんとお留守番をしてるけど人間さんも野良ゆっくり一匹もお部屋にはきてないみょん!」 そう言って返事をするのは俺が飼っている胴付きのみょんだ。普通のみょんが卑猥な言葉や片言でしか喋れないが、 こいつはちゃんと人間と話すことができる。頭が良いだけでなく、手先も器用であり俺のいない間に掃除や洗濯までしてくれる。 ちょっと変わっているのが周りに半霊というものがいること。しかしこいつはペット兼家政婦のようなすばらしい同居人だ。 いやー可愛いやつだ。 「褒めるよりお兄さんは自分の生活を改めるみょん!部屋は汚いし、洗いもの臭くて嫌になるみょん!」 「失礼なこというな!?俺の匂いは気が遠くなるような香しい匂いなんだよ!」 若干親のように俺に小言を言うが、それもまた可愛いところだ。 それよりこの怪奇現象の謎を解かなければ。 「やっぱりまた幽霊でも出たのかな。」 「おおおおにいさん!?幽霊なんてそんなものはいいいいいないみょん!」 どもりながら俺の言葉を否定するみょん。もともとおまえもゆっくりなんていうよくわからない生き物だろうが。 しかも半霊なんて従えてるのにこいつは幽霊や怪談といったものが大の苦手だ。 「そんなこといっても、ここ以前に自殺者がでたみたいだしなー。そのおかげでありえない家賃になってるし。」 普通の相場の半額といったとんでもない家賃であるこのアパートの一室。当然訳ありである。 だが俺はそういったいわく付きの安い部屋に住み、その余分に浮いた金でこいつを買うためにした借金を返している。 だって可愛かったんだもん・・・ 「そそそそれより!今のところ何も問題もないみたいだしほっておいていいみょん。」 「いやそれは困る。俺が綿密に作り上げたこの理想的な環境を壊すやからは、幽霊でも容赦せん!」 布団の周りには手の届く範囲にテレビのリモコン、煙草、漫画、パソコンといったものが置いてある。 この絶妙な距離感は俺が住みやすいように無意識のうちに整理されたものだ。これを変えられると非常に困る。 「大丈夫だって。また前みたいに説得するから。」 以前にも誰もいない部屋に謎の音が鳴り響く部屋に住んでいたが、その原因を取り除くため俺は幽霊との直接対談をしたことがある。 その時に現れたのは楽器を持った三人組の少女の姿をした幽霊だった。 その時に俺は非常に紳士的な対応をして幽霊たちをこう説得した。 「何勝手に人の部屋にいるんだ!ここにいるならちゃんと俺に家賃でも払え!」 「てかこんな真夜中に騒ぐなよ!煩くて眠れないだろーが!」 「幽霊のくせに結構可愛いじゃん!住んでもいいからちょっと俺と付き合え!」 「可哀想な目でこっち見んな!お前みたいなつるぺたの赤いガキはいらない子なんだよ!? そっちの巨乳のピンクの子か、クールな顔した黒い子は俺を踏んでくれ!」 そうして約五時間ほどの説得により、その幽霊どもは涙を流して反省して部屋からいなくなった。 それでも姿を現さないまま騒音を垂れ流すので、しかたなく今のこの部屋に引っ越してきたのだ。 この他にもバイト先にでた食い物を食べ散らかす妖艶な亡霊や、宙に浮かぶ足だけの少女臭をだす化け物と遭遇しており たかだか出てきて部屋を荒らすだけの幽霊など敵ではない。 「そういうわけだ、今夜は徹夜で幽霊を待ち構えるからみょんは先に寝ておいてくれ。」 「みょん・・・、あんまり無茶しないでほしいみょん。」 そうして俺は一人幽霊と対決するため、夜中に起き続けることにした。 「結局その日には幽霊なんてでなくて寝不足なわけなんだね。」 「そういうことだ。幽霊のくせに化けて出てこないとは軟弱ものだ。」 バイト先の同僚である友人に昨日の顛末を話す俺。結局昨日寝ずの番をしていたものの幽霊と思われる原因は現れなかった。 そしてこの先どうすればいいか、知恵を借りようとしたわけである。 「また引っ越したらどうだい?そんな気味の悪い部屋なんか出て行けばいいんだから。」 至極真っ当な意見をくれる友人。しかしそれができれば苦労はしない。 只でさえ金欠気味だというのに、さらに新たな出費が出てしまえばまちがいなく今月は白米とシャドウおかずだ。 あんなわびしい生活は二度とするか!? 「なんとかならないか?可愛いみょんが飢えて悲しむ姿は見たくないんだよ。」 「じゃあ家に監視カメラでもしかけたらどう?家庭用のビデオカメラでいいなら貸すよ。」 持つべきものは友。お礼にこんどみょんをもふもふさせてやる。 「もふもふよりもなでなでさせろ。あとこれみょんにあげてやって。」 「俺も食っていいこのクッキー?」 「あんたには煎餅やるから我慢しろ。」 そうしておやつと監視カメラを友人に頂いた俺はさっそくカメラを仕掛けることにする。 仕掛ける場所は適当に部屋全体が移る部屋の天井に仕掛けて、いつもどうりにみょんに留守番をさせ大学にいく。 正直幽霊が映っていないかと思うとワクワクしてとてもじゃないが講義など聞いていられない。 大学の講義をすべて終えると俺は速攻で家に帰った。 「たっだいまーみょん。いい子にしてたかー?」 いつもの元気に俺を迎えてくれるみょんの声が無い。たとえケンカしたとしても帰ってきたときは俺を出迎えてくれたのに。 不安になり部屋の奥に進むとそこにはみょんがぼうっと座っていた。俺には気づかず視線は宙に浮いている。 「おいみょんどうした?気分でも悪いのか?」 俺の声にも反応せず、ただ虚ろな目をして天井を見つめている。 手のひらを目の前で振ってみたがまったく反応していない。 「しょうがない、悪く思うなよみょん!」 そうみょんに断わりをいれて俺はみょんの半霊をくすぐる。みょんと半霊は感覚が共有されているのか、 一度触ってみたがみょんはずい分と怒り出した。どうも敏感な部分なのかみょんは顔を赤くしていた。 「みょん!?お兄さんいつの間に帰ってきたんだみょん?」 「気がついてよかったみょん。」 正気に戻ったみょんに俺は一体何があったのかを聞いてみた。だがみょんはよくわからないとしか言わない。 いつものように掃除と洗濯をして休んでいたところで記憶が無くなっているようだ。 「やっぱりビデオで確認してみるか・・・」 そうして俺は仕掛けていたビデオカメラを再生して部屋で何が起こったのかを確認してみる。 俺が大学へ行ったあと、みょんの言うとおりみょんが部屋の掃除と脱ぎ散らかした俺の服を回収して洗濯をしている。 すべて終わった後、みょんは俺が置いてあったバイト先の友人がくれたクッキーを食べながらテレビを見ている。 そしてそこからおかしなことが始まった。 「おいみょん、なんでお前急に押入れなんかいくんだ?」 「わからないみょん、テレビさんを見てたのは覚えてるけどこの後のことは覚えてないみょん。」 ふらふらとした足取りでみょんは俺が使っていない押入れへと歩いて行く。 その手にはおやつのクッキーを乗せた皿を持っている。 押入れの前までみょんが行くと、誰もいないはずの押入れが独りでに開いた。 そして押入れの中から一本の腕が伸びてみょんの手からクッキーの皿を受け取った。 押入れの戸はまた独りでに閉められ、みょんはふらふらとまたテレビの前に戻り座り込む。 「おおおおにいさん!?いいいいまの手さんはなんなんだみょん!?」 「わからんが、まだ押し入れの中に何かいるってことだ・・・」 みょんが怯えた声で俺にしがみつく。怯えたみょんを抱えたまま俺は押入れに近づく。 みょんが開けないでくれと俺に懇願するが、この中には今までの怪奇現象の犯人がいるのだ。 俺は一度大きく呼吸をすると勢いよく戸を開ける。そこには・・・ 「げーら、げーら・・・」 気持ち良さそうに眠っている胴付きのうどんげがいた。 拍子抜けしている俺たちだが、戸が開いたことで光が入りうどんげが目を覚ます。 俺たちを見てうどんげが驚きの声をあげる。 「げらげらげらげらげら!?」 「うわ、うるさ!?」 意外と大きな声をあげられ、俺とみょんが驚いた隙をついてうどんげは押入れから逃げ出す。 そしてそろそろ春だというのに出しっぱなしの炬燵の中へと潜り込む。うどんげが炬燵の中からこちらを覗う。 「げらげら・・・」 怯えているのか、不安そうな目をしてこちらを見ているうどんげ。警戒されても困るので俺はつとめて優しい声をかける。 「大丈夫だ、俺はお前を怒ったりしないよ。できればどうしてこの部屋にいるのか教えてほしいんだが。」 そう言ってうどんげに出てきてもらおうとするが、やはりこちらを警戒したまま炬燵から出てこない。 そこで少し絡め手を使わせてもらう。 「ほーら、美味しいあまあまさんだぞー。これをあげるからそこから出ておいでー。」 俺がみょんの為に買ってきてやった評判のゆんドーナツのボンジョビショコラを出す。 甘い匂いに反応してか、うどんげがこちらの手をちらちらと見始める。 もう少しだ。 「ほら、怒らないからこっちおいで。」 「げらげら」 笑顔で手招きをすると、ついにうどんげがこちらに近寄ってきた。俺はうどんげにショコラを渡すと、うどんげは嬉しそうに食べ始める。 可愛く食べるうどんげを見て顔が綻んでいると、みょんがこっちを睨む。 「お兄さん!何泥棒さんにあまあまをあげてるみょん!?早くお仕置きしないと!」 お仕置きと聞いてうどんげがビクリと体を震わせる。まったく、せっかく何とかなると思ったのに怯えさせちゃ駄目だろ。 「大丈夫、お仕置きなんてしないから。それよりみょん、そんなこと言ったらうどんげが驚くだろ?」 「何言ってるみょん!どうみても泥棒さんなのに、お兄さんは甘いみょん!それに泥棒さんを見て嬉しそうにしないでほしいみょん!」 ああ、なるほど。どうやら俺がうどんげに優しくしているのをみて少し嫉妬してるのか。 みょんをなだめる為に俺は一つドーナツをみょんに差し出し、みょんの頭を撫でる。 「ごめんなみょん、これあげるから許してくれ。」 「・・・しょうがないみょん!許してあげるみょん。」 照れているのか少し赤くなりながら、ドーナツを食べるみょん。さてここからまたうどんげに質問しないと。 「なあうどんげ、最初に聞いたがどうしてこの部屋にいるんだ?ここは俺のお家なんだが?」 そう聞くとうどんげが答えるが、残念ながら何て言っているかさっぱりわからない。 しかたないのでみょんに翻訳してもらうと、次のようなことが分かった。 どうも、このうどんげ以前住んでいた住人のペットだったようだ。しかし飼い主が気味悪がって引っ越したのか、 その時にうどんげを置いていきそのままこの部屋で暮らしていたようだ。 幸いすぐに俺が住みついて、置いてある食糧を食べてなんとか生き延びたようである。 「ところでみょんがおかしかったのはおまえの仕業なのか?」 「げらげらげら!」 どうもうどんげ種は自分の目をゆっくりの目に見せることで、催眠状態にすることができるようだ。 そして、押入れを掃除しようとしたみょんを催眠状態にして記憶を無くし、そのまま食料を取ってくるように暗示をかけたのだ。 それでたまにみょんが夜に起きてごそごそとお菓子を取ってたのか。こっそり食べてるのかと思ってほっといたのに。 「事情はよく分かった。それでうどんげ、お前はこれからどうするんだ?」 「げらげら・・・」 どうしようもないというようにうどんげの耳がしゅんと垂れる。まあ飼いゆっくりが野良になれば生き延びるなんて不可能に近い。 「もし良ければこのまま住んでもいいぞ。」 「げら!」 嬉しそうな顔をするうどんげ。いくら生活が厳しいからといってこのままうどんげを捨てるのはしのびない。 幸い食い物なら友人の差し入れでみょんとうどんげの分ぐらいなんとかなるだろう。 「これからよろしくなうどんげ。」 「げらげらげらげら!」 頭を撫でて新たな同居人を迎え入れる俺。しかしそこでまた異変が起きた。 「みょん!?お兄さん、何かうどんげの体が透けてるみょん!?」 「ほんとだ・・・、うどんげ一体どうしたんだ!?」 驚く俺たちに、うどんげは自分の体を見て何か分かったのか俺たちに何か伝える。 「げらげらげらげらげら!」 「みょん?お姉さんの場所が分かったから帰る?どういうことだみょん!?」 困惑する中でそのままうどんげの体は完全に消えてしまう。後には茫然とする俺とみょんだけが残る。 しばらくして、俺は一つの推測が浮かびパソコンを起動させあることを調べ始める。 「あった、この記事だな・・・」 それはこの部屋で起きた自殺のことだ。記事をみて分かったことは、自殺したの俺と同じ大学に通っていた一人の女子大生だ。 原因はわからないが、彼女はこの部屋で睡眠薬を大量に摂取して眠るように自殺したのだ。 発見されたときに、彼女の傍には同じように眠っているように死んでいる彼女のペットのうどんげがいた。 無理心中か、それとも主人が死んだことに気付かず寄り添ったまま死んだのかうどんげは亡くなったのだ。 そして寂しさのまま、この部屋に幽霊として出てくるようになったのだろう。 「みょん・・・。きっと寂しかったんだみょん。」 「そうだな・・・。満足したのか、それとも人と話して寂しくなくなったのか。」 もういないうどんげに俺たちは黙とうをして、うどんげとその飼い主の冥福を祈る。 「うどんげ、またドーナツ持ってきたやったぞ。」 「みょんも来てるみょん!またお話を聞かせてあげるみょん!」 その後俺はうどんげの飼い主の墓にきてお供え物としてあのドーナツと花を墓に供える。 あの後自殺した女子大生の生家に訳を話し、彼女とうどんげが眠るこの墓へお参りにきたのだ。 どうやらうどんげは女子大生の大切なペットだったようで、その遺体もこの墓に一緒に埋められているようだ。 俺とみょんは偶にここに来ては最近起きたことを面白おかしく墓に喋る。 傍からみたら奇妙な人間に思われるが、俺たちはもううどんげが寂しくならないようにここに来て話してやるのだ。 お前はもう一人じゃないんだぞと。 後書き 最近ちょっと長いSSを書いていたので息抜きながらこんなもん書いてみました。36番あきさんパロってごめんなさい。 それと前回の別れと出会いで皆さんの多くが思った ・重要な所が書かれていない ・無理やり感のある投げっぱなしの愛でEND ・まりさがひどい目にあったのにあっさり人間に懐いてる という感想が多くありました。実はあの後まりさがお兄さんの部屋から逃げ出し虐待お兄さんに拉致監禁。 虐待されて心が壊れそうな所をお兄さんが洋服につけたバッジの発信機でまりさを助け出し、看病するといった考えもありました。 しかし ・胴付きの虐待、あと自分の書く胴付きは下手すると子供みたいで人間虐待ぽい ・虐待お兄さんはまりさが銅バッジ、かざりでなく洋服につけていることで無罪となり、さらに人間理不尽なことに ・長くなったのでまた後日別の話として書こうと思っていた ・虐待部分の考えをしてたら作者の心が虐待された こんなことがあったので結局夢オチのような形で終わらせました。 正直みょんのセリフに分かるように小ネタ挟まないと全体的に悲劇なんですよね。 長々と後書きで書いてますが、こういった理由がありました。読んでくれて感想くれた方ありがとうございます。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 影薄いいらない娘とか、バキューム亡霊とか、自称少女のスキマBBAとか言うな!! ・・・え?そこまでは言ってない? -- 2018-03-26 16 36 25 プリズムリバー3姉妹wwwwww -- 2017-09-26 22 30 10 イイハナシダナー -- 2015-06-27 23 48 03 飾りがないのならクリップ使って髪にバッチつければいいだろ -- 2013-04-11 22 38 48 みょんは下ネタ言ってくれないとイマイチ個性が出ないな。 -- 2012-12-24 14 20 19 大感激! -- 2012-01-06 00 16 57 ↓について訂正 ↓↓↓ -- 2011-12-17 01 38 24 ↓についてつけたし ↓↓ -- 2011-12-17 01 36 19 そのギャグ?のセンスわからないよー -- 2011-12-17 01 34 15 ↓↓ほかのところでもやってるみたいだけど、面白くない -- 2011-09-10 19 39 01 ↓面白くないよそれ -- 2011-01-22 15 13 18 くっそーこんな話を聞いてると、胴つき稀少種がほしくなった。そして、懐かせて 「お兄さん一人じゃ眠れない」っていったとk『HENNTAI』どぼじでぞんなごどいうのおおおお -- 2010-12-12 19 50 36 イイハナシダナー;; -- 2010-12-10 20 00 14 良い話だ…自殺は駄目だよな自分で自分を殺すなんて…… -- 2010-12-06 00 35 49 「銅バッチ服につけてたから無罪」って…お飾りのない「ゆうか」とか「りぐる」はどうなるんだよ… 合理的に考えて服につけるしかないし…それに、ゆうかは服に付けて良しとしたら、 わざわざ「同じ胴付きだけどゆうかとまりさは、別々のバッチ装着方法にしよう」なんて誰得なんだよ… どう考えても、財産権の侵害による窃盗罪か占有離脱物横領罪が成立するだろう。 -- 2010-06-30 04 44 02 うどんげいいね -- 2010-06-09 23 50 17 良い話だ、ゆっくりできたZE。 -- 2010-06-06 22 55 53 理不尽がいやなら虐待お兄さんが「銅バッチ服につけてたから無罪」という理不尽をなくせばよかったでしょおおおおお -- 2010-04-19 16 11 35
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「ふたば系ゆっくりいじめ 241 夏のお遊び②4分の3/コメントログ」
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク/コメントログ」 いいな。こんな職業あったらいいのに。 -- 2010-07-19 21 10 50 ウェルカムキックにワロタw -- 2011-11-23 00 58 08
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「ふたば系ゆっくりいじめ 341 手近なもので/コメントログ」 もっと虐殺してください。 -- 2010-07-11 06 06 42 駄文だなんて・・・とてもゆっくりできるいい話ですよ。 -- 2010-09-04 10 38 33 まりさwwww SSが始まる前に死んでしまうとは何ごとじゃ -- 2010-09-19 18 55 41 すごくおもしろかったです あんよにピン刺すところがとても好きです 子ゆの目玉にも刺す描写も見てみたいです -- 2010-10-10 21 55 12 まりさは犠牲になったのだ… -- 2010-10-24 02 49 03
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たまには普通に虐めてみる。 「ゆ~ゆゆ~♪」 森を歩いているとゆっくりれいむを見かけた。どうやらえさを集めているようだ 花やらバッタやらを口の中に収めている。 「ゆう!こんなところだね!ゆっくりかえろうね!!」 そんなことをいいながらぴょんぴょん跳ねて移動するれいむ。 独り言の多いやつだなぁ。 そんなことを考えながら俺はれいむの後をこっそりつけていった ああ、ちなみに俺は虐待お兄さん。鬼ってほどじゃないけど虐待は大好きさ。 たまにゆっくりを蹴っていじめるとすっきりするよね。 「ゆ!!ただいまだよ!!」 そんなことをいいながら巣の中に入っていくれいむ。きちんと入り口を木片や草で隠すのも忘れない。 巣は少し膨らんだ地形の地面を掘って作られていた。おそらく自分で掘ったのだろう。 雑草で少々分かりにくいように出来ており、なかなかよい巣であった。 ゆっくりは木の根元に作ることが多いのだが、このゆっくり一家はそういうわけではないようだ。 俺は位置を確認するといったん家へと帰っていった。 しばらくしてスコップを持って、また巣のところに戻ってくる。 こっそり入り口を少し開けて声を聞く。 「ゆっ、ゆゆっ」 「ゆぎぃ!」 「はんてい、れいむのかち!!」 「ゆ~、おねえちゃんつよい~」 どたばたとする音と騒ぐ声。どうやら相撲をやってるようだ。 全員いるようだが…ゆっくりという名前なのにゆっくりしてねえな、こいつら。 俺は近くの土を掘り、それをまず入り口にかけて固める。 完全に固まったのを確認すると巣の屋根に当たると思われる部分を軽く掘ってスコップで叩いた。 「ゆ、なんだかおかしいよ!!」 「なんだかやねがくずれてくるよ!!」 「やねさんゆっくりしてね!!」 「みんな!!きけんだからだっしゅつするよ!!おかあさんについてきてね!!」 下から声がする。俺が土を叩いているので崩れだしたようだ。しかしこいつら声でけえな。 声を確認しながら大体の巣の形を把握。騒ぎながら移動するので結構楽である。 どんどん 「ゆゆ!!いりぐちがあかないよ!!」 「どうじでー!!」 「このままじゃゆっくりできないよ!!」 入り口辺りで騒ぎ出すゆっくり達。そしてその上を掘ってさらに恐怖をあおる俺。 そろそろかな 俺は入り口辺りの屋根の部分と思しき所を思いっきり踏みつけた。 「ぶぎぃ」 「ゆ」 一気に崩れる土。声的に親れいむ辺りがつぶれた音か。他にも一匹つぶれたようだ。 「おがーざんがあああぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」 「おねーぢゃーーーーん!!!!!!!!!!!!」 その光景を見たのか叫ぶ子ゆっくり。よしよしいい感じだ。 「ここじゃあぶないよ!!さっきのへやにもどるーー!!」 「れいむももどるー!!」 「ゆっくりしたいよーー!!」 一気に崩れた光景をみたためか移動していく声。どうやら入り口から奥の部屋に戻ったようだ 普通なら掘り進んでも入り口にいるのが正しいのに…さすが餡子脳。 声が移動するのにあわせて地面を叩いて崩落させる俺。それほど厚くないので思ったより簡単だった。 「やめでーーーーー!!!!」 「やねさんゆっぐりじでね!!!!」 「ゆっぐりでぎないよ!!」 あるていど入り口を埋めた辺りでストップ。さすがに疲れた。 「ゆううう、やっとおさまったよ」 「やっとゆっくりできるよ」 「ゆっくりしようね」 どうやらゆっくりし始めた子ゆっくり達 さっき親が死んだのにもう忘れたのか しばらく休憩してからまた軽く屋根の部分を掘る。今度はゆっくりしてるからか子ゆっくりはきづいてないようだった。 だいぶ掘り進んだしこんなとこかな。 「せー…の!!」 ぼすんっ!! 『ゆびぃ!!』 思いっきり踏みつけると部屋の部分の屋根に当たるところが一気に大崩落を起こす その影響で全ての子ゆっくりが巻き込まれた。 「こりゃすげぇな」 崩壊した巣から這い出しながらそんな感想をもらす。 苦労して掘った巣がこうやって一気に壊されるとはゆっくりも思わなかっただろう。 「あー、でも結構重労働だったわりにはあんまり苦しめられなかったか…」 疲労感から近くの地面にねっころがる。 さすがに二度とやる気は起きそうになかった。 ~~~~~~ 思いついて一気に書き上げた作品です。 人間に従うゆっくりの群れネタを書いてたら、スレで協定話が盛り上がってたらしく それ関係のネタがたくさん出てきて結構かぶってしまうという状態に もう少し早く書き上げればよかった ゆっくりした結果がこれだよ!! 過去作品 巨大(ry 餌やり ゆっくり対策 巨大まりさ襲来 このSSに感想を付ける
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我らっ!すっきりーっ!を熱く語る 18KB ギャグ 理不尽 自業自得 自滅 同族殺し 妊娠 ツガイ 野良ゆ 赤子・子供 自然界 人間なし 独自設定 ぺにまむ 登場ゆっくり達はとても丈夫 ギャグ強めです 「どぼじでぞんなごどいうのおぉおおぉおおっ゛!?」 「それはごっぢのせりふでしょおおおぉぉぉっ゛!?」 まりさとありす。 ご近所さんが言い争う怒号が周囲に響いた。 怒髪天状態のまりさとありす。 その側に寄り添うのは、それぞれのツガイ達。 必死に仲裁をして喧嘩を止めようとしていた。 しかし、怒りはおさまらない。 お隣さんへのおすそ分けに向かった際の世間話。 そこで、お互いの赤ちゃん出産方法を主張した時に火が付いたのだ。 「すっきりにふさわしいのは、すりすりだけだよっ! ほかはぜったいみとめないよ!!」 「ちがうわ!! ぺにぺにですっきりーっ! するのがとかいはなのよ!!」 バチバチと火花を散らすまりさとありす。 言い争いは、既に三十分にも及んでいた。 「すりすりはね、ゆっくりしながらしあわせーっ! な、きもちになれるんだよ!!」 「ぺにぺにだってまけていないわ! ありすのあいするはにーも、きもちよさそうにしているんだもの!!」 ありすの側にいたツガイが顔を赤く染めた。 別段、否定をする気は無いらしい。 「……ゆゆゆ。でも、すりすりのほうが、かわいいあかちゃんうまれるんだよ!!」 「ありすのあかちゃんもまけていないわ!! ほら、とってもかわいいでしょ?」 ずいっ! と、まりさに赤ゆを見せるありす。 これは自慢のぺにぺにで出来たと豪語している。 実際、目の前に見せられた赤ちゃんは可愛い(ゆっくり視点)ので、まりさはぐうの音も出ない。 「でも、まりさのあかちゃんもかわいいよ!! とってもゆっくりしてるでしょ?」 まりさがツガイの頭に生える茎を見上げながら叫んだ。 そこには数体の赤ゆが実っている。 ありすは、その可愛い赤ゆ(あくまでもゆっくり視点)の姿に悶絶した。 「でもっ!」 「でもっ!」 先程からこの繰り返し。 まるで大量の酒を飲んだ性質の悪い客のようだ。 何度も何度も、赤ゆ自慢とすっきり方法の口論がループし続ける。 「ぷん! ありすとは、ぜっこーだよ!!」 「わからずやのまりさなんて、かおもみたくないわ!!」 そして、最後は仲たがいをしてのお開きとなる。 まりさのツガイの頭に生えている緑色で甘い香りをした一本の茎。 そこに実っていた数体の赤ゆ達が身体を小刻みに振動させた。 直後、赤ゆ達は茎から離れ、地面に敷き詰められた柔らかい草の上へと落下。 大きな瞳で親の姿を確認して、笑顔で最初に行うべき事を実行した。 『『 ゆっきち、しちぇいってねっ!! 』』 挨拶をした可愛い赤ゆの姿を見ながらまりさが声をかける。 「ゆ~ん! かわいいまりさのあかちゃんだよ! ゆっくりしていってね!!」 大粒の涙を流しながら、感極まった声を漏らすまりさ。 これが、" すりすり " で、作られた赤ちゃんの可愛さだ。 そう思いながら生まれたての赤ゆ達と挨拶を交わす。 「ゆっくりしていってね!(チラッ! すりすりでできたあかちゃんはかわいいよーっ!!(チラチラッ!!)」 横目で嫌らしい視線をありすへと向ける。 生まれたての赤ゆは凶悪な可愛さを持っている。 ある程度育ったありすの赤ちゃんの魅力は、まりさの新生児より確実に劣っていた。 見下すようなまりさの視線。 それに奮起したありすは、側で子守りをしていたツガイへと圧し掛かる。 「ありすのあかちゃんつくろうね! とかいはなあかちゃんつくろうね!?」 「だめだよっ! あかちゃんはこれいじょういらないよ!?」 嫌がるありすのツガイ。 だが、囁きながら激しく獣のように愛してくるありすの狂言に、ツガイは丸め込まれていった。 『『 すっきりーっ!! 』』 にょきにょきと生える茎。 可愛すぎる実ゆが大量に宿る。 「ゆ~ん! とかいはなありすのあかちゃんだわ!(チラッ! ぺにぺにさんなら、こんなにいっぱいできるのよ~!!(チラチラッ!!)」 数自慢を始めるありす。 しかし、実際はすりだろうがぺにだろうが、実る赤ゆに大きな数の違いはない。 双方のやる気の問題が大きい。 だが、ありすはその違いを大きく誇張し始めた。 その安い挑発にカチンときたのは、生まれたての赤ゆをぺろぺろしていた、お向かいのまりさ。 舐めて綺麗にしていた赤ゆを掻き分けて、出産直後のツガイへと体を摺り寄せ始めた。 「だめだよっまりさっ!? あかちゃんはもういらないよっ!?」 「すーりすーり!! だいじょうぶだよ!! あかちゃんはとってもゆっくりできるんだよ!!」 強引に頬をすり合わせるまりさ。 次第に、まりさのツガイの頬が赤く染まり、目元が力なく垂れてくる。 「「 ゆっ、ゆっ! ゆ……、すっきりーっ!」」 またも新しい赤ゆを生やしたまりさのツガイ。 ちょっと悲しみで涙目になっている。 でも、可愛い赤ゆを見たら即座に機嫌が直った。 「かわいいまりさのあかちゃんだよ~っ!!」 まりさは向かいのありすに聞こえるように大声で叫ぶ。 それを聞いたありすは歯軋りを鳴らす。 第一次、すっきりー! 戦争の始まりだった。 「すーりすーり! は、からだのふたんがすくないんだよ!!」 「ぺにぺにはとってもすっきりー! が、できるのよ!!」 すりすり。 ぺにぺに。 「ゆううんっ! すっきりしながらゆっくりをあじわえるんだよ!!」 「ゆううんっ! まえからうしろからのばりえーしょんがあるのよ!!」 すりすりっ! ぺにぺにっ! 「ゆっくしゃあああっ゛!? ひっさつ、あかちゃんっにほんざしいいいっ!!」 「ゆっほぉあおおおっ゛!? ひっさつ、あかちゃんっどうじにんっしんっ!!」 まりさのツガイは頭に二本の茎が生えた。 ありすのツガイには頭に一本の茎が、そして、お腹がぽっこりと膨れた。 「やるね!! ありす!! それでこそ、まりさのらいばるだよっ!!」 「まりさもね!! ふふふ、まだまだこれからのようね」 ニヤリと笑いあう二体のゆっくり。 その足元には、今までの意地の張り合いでこさえた赤ゆ達が所狭しと纏わり付いている。 「あしたも、すっきりをしてあかちゃんつくるよっ!」 「とうぜんねっ! とかいはなぺにぺにのちからをみせてあげるわ!!」 まりさとありすは高らかに宣言した。 『『 もういやああああああああああああああああああああっ゛!! 』』 それぞれのツガイが悲鳴を上げる。 連日の出産で既に体は限界に達していた。 頬は痩せこけ、今にもゆっくりしてしまいそうなツガイ達。 「ゆ!? それはこまったんだぜっ! でも……まりさにはぬかりはないよ!!」 「はにーは、ゆっくりやすんでねっ! ありすにもおくのてがあるのよ!!」 にやけ笑いで身体を上へと伸ばすまりさとありす。 まるで、向こうにいる誰かに呼びかける体制をとっているかのようだ。 「「 ゆっくりでてきてねっ!!」」 まりさとありすは同時に叫ぶ。 すると、物陰から頬を染めた二体のゆっくりが、静かな歩みで姿を現した。 「「 あいじんさんだよ!!」」 まりさとありすのツガイ達は目を見開いて驚いている。 急展開に頭がついていかないのだ。 「まりさのあいじんさんは、すーりすーりがすきなんだよ!!」 「ありすのあいじんさんは、ぺにぺにがだいすきなのよ!!」 双方同時に放った言葉は新たな戦いの幕開けを示したようだった。 ニヤリと笑ったまりさとありすは、開戦の言葉を口にする。 「「 ゆっくりしょうぶするよ!! 」」 第二次、すっきりー! 戦争の始まりであった。 「ここはせまいから、あいじんさんのおうちにゆっくりいくよ!!」 「そうね!! とかいはなぺにぺにのうごきで、あかちゃんがつぶれてしまうわ!!」 愛人と寄り添いながら移動していくまりさとありす。 残されたのは、それぞれの正妻と大量の赤ゆ達。 「ごはんさんはゆっくりたべてね!? ごはんがなくなったら、ゆっくりせずにかりにいってね!!」 「とかいはなありすがしばらくいなくなるけど……ないたらだめよ?」 そのような言葉を最後に残して消えた両者と愛人。 ボーゼンと見送っていたまりさとあいすの正妻達。 金縛りから溶けた瞬間、目尻に涙を溜めた後、大きなお口を開いて叫んだ。 「うわぁああああああっ゛!? まじざあああっ゛!! もどっでぎでええええええっ゛!? ごはんざん、だりないにぎまっでるでじょおおおおおおっ゛!!」 「あじずぅううううううっ゛!? ばがぁああああああああああああっ゛!! だいっぎらいだああああああっ゛!!」 大声がまりさとありすに向けられる。 だが、その姿はすでになく、悲鳴が空しく響くだけ。 その絶望的な状況を理解したツガイ達は、頬に流れる涙の線が太くなり、地面に垂れていく涎も量を増していく。 「ゆん! ゆん! ちゅーりちゅーり!!」 「ちょかいは!! ちょかいはにゃ、ぴぇにぴぇに!!」 蛙の子は蛙。 片親の姿と、悪い性質が濃縮されたような赤ゆ達が、ツガイ達の周囲に山のように積み重なっている。 これらの問題児を抱えた正妻達の今後の苦労は目に見えていた。 ツガイの片方は、頭から茎を二本生やし、もう片方はお腹がぽっこりと膨れている。 まだ身重の体で狩りに行けというのが無茶なのだ。 『『 ゆわぁあああああああああああああんっ゛!?』』 正妻達は仲良く声を揃えて泣いてカラカラになっていく。 赤ゆ達は巣の餌をみるみる内に食らい尽くしていった。 お腹いっぱいになった赤ゆ達の一部が、母親の肌ですっきり練習に励んでいた。 背中を走る嫌悪感に身を捩るツガイ達。 小さなうちからすっきりを行う、ゆっくり出来ない赤ゆと認識した親。 怒りの形相を浮かべたツガイ達は、下半身で地面を跳ね上げて、その丸い身体を宙へと舞い上がらせた。 一方、ゆっくりした表情で獣道を進む二体のゆっくり。 「ぺにぺにはすっきりー! できるね!! さいこうだったよ!!」 「すりすりもすてきだったわ!! とってもとかいはね!!」 何やら和解したまりさとありす。 仲良くなったきっかけは、" この行為が出来ないんでしょ!! " と、いう内容で罵倒した後、 そんなことは無いと意気込んで相手のすっきりー方法を実践した時の事だった。 相手のすっきり行為を実践したまりさとありすに、鮮烈な快感が走った。 そして、お互いの方法を認め合った。 第2次すっきり戦争の終結である。 「まりさがゆっくりかえったよ!! げんきだっ……ゆ?」 「とかいはなありすがきたくしたわ!! はにーは……え?」 満面の笑みで正妻の巣の中を確認したまりさとありす。 それぞれの愛の巣は異臭が漂う地獄絵図と化していた。 驚きのあまり声が出ない両者。 正妻達の足が汚れていて、赤ゆが潰された後がある。 煩さに耐えかねて不満が爆発したのだろう。 だが、まりさ達はそんな事は考えない。 咆哮を上げた後、正妻達へと勢い良く向かっていく。 「あがぢゃんをごろじだ、ゆっぐりでぎないやづはじねええええええっ゛!?」 「どがいはじゃないわあああああああああああああっ゛!?」 歯を使って正妻達の肌を次々と食い破っていくまりさとありす。 その後、地面に転がった正妻達にヒッププレスを入念にお見舞いし、完全に止めを刺した両者。 「「 ゆっくりできないやつはしんでねっ!! 」」 まりさとありすは、大声で制裁の完了を告げた。 可愛い赤ちゃんが殺された事に、深く落ち込みながら歩みを進めるまりさとありす。 ゆっくりと向かうのは、愛人のお家。 「……ゆ!?」 「……ゆゆ!?」 まりさとありすが付いた早々に目撃したのは、それぞれの愛人達が巣の中で暴れまくっている事件現場。 愛人達は、足元に群がっていた大勢の赤ゆ達を次々と潰していく。 「ま…まじざのがわいいあがぢゃんだじがああああああっ゛!?」 「あ…あじずのどがいはなあがぢゃんだじがああああああっ゛!?」 正妻宅と同じ様な状況に陥った愛人宅。 それぞれのすっきりー方法を認め合った事により、新鮮な快感を味わう為にすっきりをしまくった。 結果、愛人の元にも赤ゆを大量に置いて後にしたのだ。 「「 うわああああああああああっ゛!? 」」 惨すぎる光景を垣間見たまりさとありすは悲鳴をあげた。 その声に反応した愛人達の相貌が怪しく輝く。 "殺される" 突然、まりさとありすの脳内に浮かんだその言葉。 体の底から恐怖が湧き上がってくた。 自分の意思に反して、足が勝手に動き逃亡を試みる。 地面を転がるようにして逃げていくまりさとありす。 悪鬼の形相をしながら追いかけてくる愛人達。 まりさとありすは、何度も後ろを振り返りながら、道無き道を必死で走る。 『『 までぇえええええええええっ゛!? 』』 「いやああああああっ゛!? ごないでぇええええええっ゛!!」 「とかいはじゃないわっ゛!! ありすなにもわるいことはしてないのにっ!?」 捕まったら確実に殺される死神との追いかけっこは、それから数分間続いた。 そんなに長い距離は走らずに決着を迎えることになる。 『『 おぼぉおおおおおおおおおっ゛!? 』』 愛人達は苦しそうな悲鳴を上げながら地面へと転がる。 両者の腹は、ザックリと縦に裂けて中身が外部に漏れ出していた。 胎生妊娠をしているゆっくりは絶対安静が必須。 間違っても激しい運動はしてはならないのだ。 しかし、この愛人達は怒りで我を忘れて襲い掛かってしまった。 大量の赤ゆを自分達へと勝手に託して巣を飛び出した、まりさとありすの姿を運悪く見てしまったのが原因だ。 『『 いだいよおおおっ゛!? だずげでええええええっ゛!! 』』 腹から赤ゆの出来損ないを流しながら激痛を訴える愛人達。 愛人達は痛みに体を捩った際、地面に広がった未熟児の体を磨り潰した。 その砕けた僅かな破裂音は、まりさとありすに鮮明に届く。 恐怖にかられたまりさとありすは、助けを求める愛人を置き去りにして、暗い森の奥へと逃げ去っていった。 自然に掘られたとは思えない洞穴の中。 二つの丸い塊が身を寄せ合いながら震えていた。 「ゆぅううううううっ゛!? ごわいよっ! ごわいよおおおおおおっ゛!?」 「まじざあああっ゛!! ぎゅっとしてねっ!? もっどごっぢにぎでねっ゛!!」 目の奥に焼きついた恐怖。 巣の中で大量の赤ゆがペースト状に広がった光景。 腹から赤ゆになるはずだった物を流しながら助けを求めた愛人達の姿。 それが、まりさとありすの頭の中から消えてくれない。 周囲の暗闇は、更なる恐怖の増加と新たな不安を生み出す材料にしかならなかった。 「ゆうううっ゛!! ゆゆゆゆゆ……ゆ? なんだか、きもちよくなってきたよっ!?」 「ゆうっ゛!? ゆほっ!! ゆゆゆゆゆゆっ!!」 振動しながら体を密着させたまりさの頬が赤く染まっていく。 ありすのぺにぺには次第に動悸し始めて、天に向けて反り返っていく。 「ゆっ! ゆっ゛!? ありすっ!! すっきりしようねっ!? まりさとすっきりしようねっ゛!!」 「まりざあああっ゛!! すっきりしましょうっ゛!! きてええええええっ゛!?」 すりすりと激しく頬を擦る二体のゆっくり。 呼吸は荒くなり、快感が体の奥底から湧き上がって、脳天から爆発してしまうようなヘブン状態。 『『 すっきりーっ! 』』 ありすの頭から一本の茎が伸びた。 「とかいはな、すっきりー! だったわっ!! まりさっ!!」 満足そうに微笑むありす。 すりすりですっきりを終えたまりさは、お尻をありすに向けて言葉を紡ぐ。 「……ありす…きて…」 その言葉にぺにぼっきが最高潮になったありすは、おねだりしていたまりさに向かって突進していく。 まむまむにしっかりと都会派なぺにぺにを深々と捻じ込んで、ありすは獣の様に激しく腰を振る。 「まりさのまむまむしまるよおおおっ゛!! とってもきもちいいわああああああっ゛!!」 「ありすうううっ゛!! ありすのとかいはなぺにぺにさいこうだよおおおおおおっ゛!!」 ありすの頭に生えた茎が、激しく上下に揺れる。 小さな実ゆが振動に耐え切れず、茎から離れて硬い地面へと叩きつけられていく。 でも、そんな状況はお構いなし。 「いくよおおおおおおっ゛!?」 「きてええええええっ!! まりさのなかにきてええええええっ゛!?」 『『 すっきりいいいいいいいいいいいいいっ゛!!』』 ありすが跳ね上がるように腰を突きたてた後、まりさの体が大きく揺らいだ。 互いに恍惚の表情をしながら余韻に浸っている。 息を細めながら吐いているまりさのお腹が大きく膨れ上がった。 「あかちゃんできたねっ!!」 「きっと、とかいはなかわいいあかちゃんだわっ!!」 笑顔で赤ゆを宿したことを喜ぶまりさ。 それに答えたありすの顔も生き生きとしていた。 とってもゆっくりしていたまりさとありす。 「ゆっ!?」 「うゆっ!?」 どこか遠くで風の音がした。 その耳障りで不快な音色は洞穴内に響いて不気味な反響音を伴う。 浮かれ気分だったまりさとありすは、冷や水をかけられたかのように、震えながら丸い体を小さく圧縮させた。 「もっと……いっぱいつくろうね…」 「そうね…とかいはなあかちゃんがいっぱいいたほうが…ゆっくりできるわ」 呟くようにまりさが言った。 ありすも救いを求めるかのような涙声で囁く。 「ありすううううううっ゛!?」 「まりさああああああっ゛!?」 この二体は恐怖を断ち切る為に、簡単に得ることが出来る快感へと逃げた。 「ゆっほおおおおおおおおおっ゛!?」 「いいわあああっ゛!! とってもとかいはよおおおっ゛!?」 まりさがぺにを使って腰を振り、ありすが口から涎を垂らす。 大きくなっていたまりさの腹は不規則に揺れ動き、中に詰まった赤ゆの元を混ぜ合わせていく。 声無き声を発しながら、その姿をミンチに変えていく赤ゆだった物。 その悲痛な叫びを耳には入れず、まりさは腰をありすの尻へと打ち続けた。 『『 すっきりいいいいいいいいいっ゛!! 』』 今度はありすの腹が大きく膨れ上がる。 それを気にした様子も無く、頬をまりさへと激しく合わせて上下に振り始めた。 ゆゆゆ。との声を漏らした後、目を虚ろにさせて一心不乱にすりすりを続けていく。 『『 すっきりーっ!! 』』 まりさの頭に茎が生えた。 その後、まりさが間髪いれずにありすの前からぺにを入れる。 恐怖から逃れる為に、無謀なすっきりを重ねていくまりさ達。 それは、暗い未来への扉へと進む道標しか残されていない、最低で醜悪な行動だった。 洞穴で二つの大きなゆっくりが鎮座している。 暗い影を落とした顔をしている二体の周囲には、多数の赤ゆが群がっている。 赤ゆの中には、体が醜く歪んだ奇形とされる物や、未熟に生まれてきて知能の発達が乏しい固体も数多く見られた。 「ゆっくち! ちゅりちゅり!! ぴぇにぺぇにっ!!」 「ありちゅはちょかいはっ!! ちゅりぴぇにっ!! ちゅりぴぇにっ!!」 ただし、良不備問わず、口癖に叫ぶ決められた言葉と上下左右運動。 赤ゆ達は、まりさとありすの悪い所をしっかりと継承して、ゆっくり出来る固体は一匹も存在していなかった。 「うわあああっ゛!? どぼじでゆっぐぢでぎないのおおおっ゛!! まりさにのあがぢゃんなら、もっどすでぎなゆっぐりになるはずなのにいいいいいいっ゛!?」 「どがいはじゃないいわああああああっ゛!? どうじで、ありずにのおちびぢゃんは、ぺにぺにをつんつんさせたままだのおおおおっ゛!?」 すっきりの予行練習を始める優秀な赤ゆ達。 練習台は、当然、お腹の大きなまりさとありす。 過剰なすっきり行為の際、何度も腹の中で潰れた赤ゆは、再構築される時に潰れたカスを巻き込み巨大化していった。 腹に詰め込んだお荷物を抱えた親達は、密着してくる赤ゆ達を振り解く行動がおこせない。 「やめでねっ!? すりすりしないでねっ!! すっきりーしちゃうよっ!?」 「いやあああああああああっ゛!? おちびぢゃんだじ、ゆっぐりじでよおおおおおおっ゛!!」 まりさ達は言葉で説得しようとするが、赤ゆ達の行動は全く止まらない。 すっきりを行った赤ゆが黒ずみ、次々を死んでいく。 「ゆっくち!! ちゅっきり! ちゅっきり!! ゆべぇっ゛!?」 「ぴぇにぺぇにっ! ぴぇにぺぇにっ! ぴぇ…ごぼぇええっ!!」 「むーじゃ! むーじゃあああっ゛!! ふじあわぜええええええええっ゛!?」 「ゆうううっ゛!? おちびぢゃんごべんねえええええええええっ゛!?」 生きている赤ゆ、黒ずんでいく赤ゆ。 そんな赤ゆ達を急激な空腹に襲われているまりさ達は、我慢できずに腹に収めていく事を決めた。 まりさ達は、泣きながら赤ゆを租借していく。 その親の姿を見てもすっきりを続ける赤ゆ達。 この洞穴の中は、完全に地獄と化していた。 まりさ達が赤ゆを食らい尽くした後、深刻な食糧難に陥るのは明白。 双方とも胎生妊娠の最中で、狩りに出かけることすら間々ならないからだ。 「ありずが、かんがえなじにすっきりーっ! するがら、ごうなっだんだよっ!? ゆっぐりせぎにんをどっでねっ!!」 「まりざがわるいんでしょおおおっ゛!? ありずのせいにしないでねっ!!」 怒鳴りあう二体のゆっくり。 それに群がっている大量の赤ゆ達。 まりさ達はすっきりを語る前に、これからの未来を語らなければならない。 もっとも、一寸の光りさえも無い絶望的な状況でもあるが。 ・すっきりをいっぱいするお話 かなり前に作ってそのまま放置していた作品です ・内容がとても荒いですね 本当にすいません 手がけている新作を早く仕上げたいと思います ・一部他作者様の設定をお借りしています 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 779 そうだ、駆除しよう ふたば系ゆっくりいじめ 764 たまたま ふたば系ゆっくりいじめ 752 おらべならい ふたば系ゆっくりいじめ 742 お呼び出し ふたば系ゆっくりいじめ 718 完全予約制 ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐 ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、6点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る あいじんさん登場に笑ったw -- 2011-06-09 17 35 16 さすがにこの大量の赤子生産はゆっくりだけだろ… 思う存分すっきりしまくれたこの二匹は結構幸せなゆん生じゃないか?ww -- 2010-11-07 15 27 59 親子で近親相愛とかキモ過ぎる -- 2010-09-15 07 51 54 奇遇だね、俺も人間の話を思い浮かべたよ…。 -- 2010-09-14 22 27 35 考え無しにSEXして、できた赤ん坊は育児放棄するか殺してしまう。 …ゆっくりの話だよね?…人間の話じゃないよね? -- 2010-07-02 02 33 17
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ゆっくりたたき 12KB 虐待-普通 理不尽 赤子・子供 現代 うんしー モグラ叩きネタですが、あまり叩いてないです。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ピピィーッ! けたたましい警告音が、古めかしい筐体から鳴り響く。 片田舎にあるゲームセンターの片隅に、それはあった。 立方体に近い筐体の上面には、いくつかの穴が開いている。 筐体の奥に置かれた透明ケースには、れいむとまりさ。 モグラ叩きならぬ『ゆっくりたたき』である。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「おそらをとんでるみちゃい!」 スポポーン! 筐体の穴から、子ゆっくりが飛び出してきた。 黒髪に赤リボン、子れいむが二匹だ。 「おりゃっ!」 ハンマーを手にした男が、掛け声と共に腕を振り下ろす。 グシャッ! グシャッ! 「ゆびっ!?」 「ぴぎゅっ!?」 木製のハンマーからは、ピコピコと可愛らしい音などはしない。 子ゆっくりだったものは餡子の塊となり、再び穴の中へ戻ってゆく。 「お、おちびちゃん……」 「きをゆっくりしてね、れいむ……」 筐体の奥、透明ケース内のれいむとまりさが慰めあう。 足周りはベルトのようなもので固定されている。 寄り添うことぐらいは可能だが、移動したり向きを変えたりするのは難しい。 やがて、そのベルト部分が、細かく振動を開始した。 「……ゆゆっ!」 「んほっ、んほおおおぉ!」 れいむとまりさが、互いの頬をすり合わせ始めた。 ベルト振動に欲情しているのだ。 「すっきりー!」 弾けんばかりの笑顔で、れいむとまりさは絶頂を宣言する。 やがて、れいむの頭から緑の茎が伸びてくる。 茎には小さな実のようなものが複数ぶら下がっていた。 れいむとまりさの身体には、パイプが繋がれている。 パイプの中には、粘性の高い液体が常時注ぎ込まれていた。 液体の効果か、自然では考えられないスピードで実が育ってゆく。 あっという間に子ゆっくり並に成長し、どんどんこうべを下げていった。 「ゆゆーん。おちびちゃん、とってもゆっくりしてるよぉ」 「ゆふふ! ゆっくりうまれてね!」 れいむとまりさは、頬を紅潮させ幸せそうに子を見つめる。 声をかけるまでもなく、すぐに子ゆっくりは産まれ落ち始めた。 「ゆっくちうまれりゅよ!」 「おちびちゃん、ゆっく……」 しかし落下地点には溝があり、親子の初挨拶はかなわなかった。 子ゆっくりは次々と溝の中……筐体の中へ落ちてゆく。 れいむの頭に生えていた茎も、合わせて溝の中に落ちてゆく。 「おちびじゃん~!?」 「ゆっぐぢじでよ~!?」 一部始終を見ていた男が、手元でハンマーをトントン叩く。 「しかしこいつら、毎度毎度よく同じ反応するよなぁ」 その背後、腕を組んだ別の男が言葉を続ける。 「忘れてるのか、前向きなのか……どっちなのかな」 「どっちでもいいよ、そんなの」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 筐体の内部、薄暗い空間の中。 「むきゅ……また、みんなつぶされちゃったわ」 「とかいはじゃないわ……」 ぱちゅりーとありすが、深刻な顔を見合わせていた。 サイズは、潰された子ゆっくりよりわずかに大きいぐらいだ。 現在、子ゆっくり生産機となっているのは、れいむとまりさ。 生産機となるゆっくりは、ドーピングの為か寿命が短い。 定期的に交換される生産機の中には、他のゆっくり種も混ぜられる。 このぱちゅりー達は、前世代の生産機から産まれ落ちた生き残りだ。 ウイィィン……。 ぱちゅりーとありすが、機械音に天井を見上げる。 何台かのリフトが、餡子の塊を乗せて下りてきていた。 「おちびちゃん……ゆんごくでゆっくりしてね」 「ぺーろぺーろ……なみだのあじー」 追悼と生命維持を兼ねた、同属食いである。 ぱちゅりー達は涙を流しながらも、子ゆっくりだったものを口にした。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ゆっくちうまれちゃよ!」 「ゆゆっ?」 「ゆっくちころがるよ!」 「こーろ、こーろ!」 補充の子ゆっくり達が、筐体の内側奥から転がってくる。 ぱちゅりー達はそれを見て、顔を見合わせうなずいた。 「おちこんでばかりなんて、とかいはじゃないわ!」 「むきゅ、おちびちゃんにせつめいしましょう」 生き残る可能性を少しでも高める為、ぱちゅりー達は気を取り直す。 リフトは筐体内部の床全面に隙間なく敷き詰められている。 ランダムでどれかが上昇する為、あらかじめ避けるのは不可能だ。 ぱちゅりー達は、運良くリフトを避けているうちに気が付いたのだ。 要は、致命的な高さになる前に飛び降りてしまえば良い、それだけで助かると。 新参の子ゆっくり達に説明をすべく、各個移動を始めたその瞬間。 ピピィーッ! 「むきゅっ! きたわ!」 筐体の内外に、警告音が鳴り響いた。 子ゆっくり達は転がった勢いで、あちこちに散らばったままだ。 「ゆゆ? いまのはにゃに?」 「ぴーっていっちゃよ! ぴーって!」 好奇心溢れる子ゆっくり達が、警告音に興奮する。 嬉しそうに辺りをキョロキョロと見回すものも居た。 「おちびちゃんたち! あんよにきをつけて!」 「おりるのよ、のぼっちゃだめ!」 「ゆゆゆっ!?」 「れ、れいみゅ……」 「ま、まりしゃ……」 「おそらをとんでるみちゃい!」 あっけなく、れいむ二匹にまりさ二匹が、リフトに押し上げられる。 ぱちゅりーやありすの警告など、もう耳に入っていない。 「み、みんにゃがおそらをとんでるよ!?」 リフトを避けることができたのは、子まりさ一匹のみだった。 慌てて、ぱちゅりー達が駆け寄ってくる。 「ゆゆっ? おねえちゃんたち、だりぇ?」 子まりさが、キョトンとした顔でぱちゅりー達を見つめる。 「おびちゃん、よくきくのよ!」 「あれにのったら、つぶされるのよ!」 「あっというまにおそらにとばされて……」 「お、おそらに……?」 子まりさの下半身がムズムズと蠢めいた。 身体の奥の方から、何とも言えない気持ちが込み上がってきたのだ。 「……どうしたの、おちびちゃん?」 様子のおかしい子まりさに、ありすが問いかける。 その横では、だれも乗っていない空のリフトが上昇を始めていた。 「まりしゃ、おそらをとんでみちゃい!」 子まりさの、ゆん世一代の大ジャンプ。 「おちびちゃーん!?」 ありすの絶叫が響き渡った時には、もう遅かった。 子まりさは、既にリフト上のゆっくりとなっていたのだ。 内なる誘惑に勝つことができなかったのだ。 「どぼじで、のっちゃうのー!?」 ぱちゅりーが顔をぐしゃぐしゃにして、頭上の子まりさを責め始める。 しかし他の子ゆっくり同様、興奮した子まりさの耳に言葉は届かない。 「ゆわぁ~! しゅごい、しゅごいよぉ!」 リフトの高さに比例するように、子まりさの心も高ぶってゆく。 見上げれば、天井の穴から小さく光が差し込んでいた。 それはまるで、空を飛ぶことができた子まりさを祝福しているかのようだった。 「まりしゃ、おそらをとんでるみちゃい!」 スポーン! グシャッ! ウイィィン……。 リフトが下がってきた時には、子まりさは餡子の塊と化していた。 周囲にも次々と、餡子付きのリフトが下りてくる。 今回も、補充された子ゆっくり達は全滅してしまったのだ。 「おちびちゃん……」 落胆するぱちゅりー達をよそに、筐体の外では大盛り上がりだ。 二人組みの男達が、笑顔で戦果をたたえ合う。 「おお、今のは凄かったな!」 「れいむ二匹に、まりさ三匹か!」 一度に何匹飛び出してくるかは、まさにゆっくり次第。 上昇してくるリフトの速度は、決して速くはない。 しかし、これだけ複数になると叩き損ねることが多いのだ。 「……ゆゆっ!」 「んほっ、んほおおおぉ!」 筐体の奥、透明ケースから嬌声が響き渡る。 子ゆっくりの素早い消費に、生産機も大忙しだ。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ゆっくちうまれちゃよ!」 「ゆゆっ?」 「ゆっくちころがるよ!」 「こーろ、こーろ!」 重量センサーで、子ゆっくりの補充頻度は自動制御されている。 今回も全て潰されてしまったので、早速次の補充がされたのだ。 「むきゅ……こうなったら、きょうっこうっしゅだんよ」 「ゆゆ? なにをするつもりなの、ぱちゅりー?」 ありすの返事には答えず、子ゆっくりの元へ急ぐぱちゅりー。 やがて立ち止まり、大きく息を吸い込み始めた。 「ゆゆっ? おねえちゃん、だりぇ?」 「あしゅんでくれりゅの?」 「そこまでよ! ぷくーっ!」 全身全霊の『ぷくー』だった。 元来病弱なぱちゅりーがそんなことをすれば、身体はまともではすまない。 「ぱ、ぱちゅりー!? とかいはじゃないわ!」 しかし、効果は抜群だった。 産まれて初めて見る『ぷくー』に、子ゆっくり達は大混乱を起こしている。 滝のように涙を流すもの、おそろしーしーを撒き散らしながら逃げるもの、と様々だ。 「ゆわあぁぁ~っ!?」 「きょわいよおぉーっ!」 「やめちぇね、やめちぇね!?」 ピピィーッ! 警告音と共に、筐体のあちらこちらでリフトが上昇し始める。 ぱちゅりーは、子ゆっくり達をリフトから遠ざけるよう追い始めた。 「こっち、こにゃいでえぇー!」 「たしゅけちぇね、たしゅけちぇね!」 「ゆっ!? ぱちゅりー、あぶない!」 「ぷく……むきゅうっ!?」 ありすが気付いた時には、もう遅かった。 ぱちゅりーの足元で、リフトが上昇を始めていたのだ。 「ぱちゅりー、おりるのよ!」 「むきゅ……げほっ、げほっ!」 しかし、ぱちゅりーはそこから動く事が出来なかった。 無理な『ぷくー』で体力を使い果たしていたのだ。 「お、おそらを……げほっ!」 スポーン! ついにリフトが天井に到達する。 筐体の穴から顔を出したぱちゅりーを見て、男達は驚きを隠せなかった。 「えっ?」 「ぱちゅりー!?」 当然、男達はれいむかまりさが出てくると思い込んでいたのだ。 一瞬の動揺で、ハンマーを振る手がズレてしまう。 グニッ! 「……っと!」 「むきゅぶっ!」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ぱちゅりーっ! ぱちゅりーっ!」 筐体の中では、ありすが天井を見上げ、ぱちゅりーの名を呼び続けていた。 やがて、クリームの欠片がぱらぱらと降り注いできた。 「これは……ぱちゅりーの……」 ありすは、放心状態でその場に佇んでしまった。 「ゆゆっ? なにこりぇ?」 「ぺーろぺーろ……ち、ちあわしぇー!」 「あまあまだにぇ!」 「うみぇっ、これめっちゃうみぇ!」 傍らでは、子ゆっくり達がクリームの欠片を舐めるのに大忙しだ。 ウイィィン……。 機械音と共に、ぱちゅりーを乗せたリフトが下りてくる。 ありすは、流れる涙も構わず一目散に駆け出した。 「ぱちゅりーっ!」 「むきゅ、なにかしら?」 ズザァー! 派手な音と共に、ありすがヘッドスライディングを決める。 「いきてたのね」 「むきゅ」 確かにハンマーで叩かれたはした。 しかし、芯が外れたおかげで少々の吐クリームで済んだのだ。 ピピィーッ! ありすが安堵の溜息をつく間もなく、筐体内に聞き慣れた警告音が響き渡る。 「ゆゆっ!? もう!?」 「むきゅっ!? どうして!?」 ぱちゅりー達がこの場に参加してから、今に至るまでの間。 子ゆっくりに欠員が無かったのは始めてのことだった。 重量センサーによって判断された結果、補充無しで再開されることになったのだ。 ぱちゅりー達の経験による体感時計よりも早く警告音が鳴ってしまったのは、その為だ。 あちこちでリフトが動き出すと、子ゆっくりがざわめき始めた。 「あまあまさんは、あのうえにあるんだよにぇ?」 「れいみゅが、いちばんのりすりゅよ!」 「まりしゃものるよ!」 「ゆわーい、まけにゃいよ!」 子ゆっくりは口々にわめき散らしながら、一箇所に集まり始める。 「おちびちゃんたち、なにいってるの!?」 「いなかものも、はなはだしいわ!?」 唖然とするぱちゅりー達を尻目に、子ゆっくり達が自らリフトに乗り始めた。 わざわざ一つのリフトに乗るものだから、ぎゅうぎゅう詰めになっている。 「れいみゅのあまあまさんだよ!」 「まりしゃのあまあまさんを、ひとりじめしないでにぇ!」 「あまあまさんは、かってにはえてくりゅんだよ! ゆっくちりかいしちぇね!」 「そんなこちょより、あまあまちょうだいにぇ!」 小さな球体がみっちり集まった姿は、まるでブドウの房のようだ。 子ゆっくり達を乗せたまま、リフトはどんどん上昇をし続ける。 「ゆゆっ!? おそらをとんでるみちゃい!」 「とっても、ゆっくちしてるにぇ!」 「れいみゅ、うれしーしーしゅるよ!」 「じゃあまりしゃは、うんうんするにぇ!」 「かわいくて、ごめんにぇ!」 天井からのかすかな光に照らされて、子ゆっくり達のうんしーがキラキラと輝き降り注ぐ。 ぱちゅりー達は、口をポカンと開けたまま、その様子を見続けていた。 やがてリフトが天井に辿り着き、子ゆっくりは外の世界へ……。 「あれ?」 「何か引っかかってるぞ」 ……出ることが出来なかった。 一箇所に集まり過ぎた為、子ゆっくりが筐体の穴に詰まってしまったのだ。 「くるちぃよ! あっちいっちぇね!」 「れいみゅこそ、じゃましないでにぇ!」 「まりしゃの、すてきなおぼうちがぁ~!?」 「おさないでにぇ! おさないでにぇ!」 「ちゅ、ちゅぶれりゅう……」 「ゆぶぎゅっ」 「もっちょ、ゆっきゅぶ!」 「しちゃかっちゃぶゆ!」 阿鼻叫喚の穴詰まりの中、子ゆっくりは次々に潰れて餡子を吐き出していった。 待ち構えていた男達は小さな溜息をつくと、ハンマーを静かに置いた。 「……店長呼ぶか」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「おや、こんなゆっくりが残っていたとは」 メンテナンスの為に、店長が筐体のフタを開ける。 そこには、ぱちゅりーとありすが隅の方でガタガタと震え、人間達を見上げていた。 「むきゅっ……ここまでかしら……」 「おもえば、みじかいゆんせいだったわ……」 ぱちゅりー達は、自分達も子ゆっくり同様に潰されると思い込んでいた。 実際には、子ゆっくりは勝手に詰まって勝手に潰れたのだが。 「そういや、こいつら産むの遅くなってきてますよね?」 店長を呼んだ男達の一人が、筐体奥を指差す。 透明ケースに入ったれいむとまりさが、ウトウトと舟を漕いでいた。 「確かにそうですね。そろそろ交換しなければ、と考えてはいたのですが……」 「じゃあ、こいつらに子ゆっくり産ませたらどうです?」 今度は、ぱちゅりー達が指差される。 「むきゅ~っ!?」 「とかいはじゃないわ~っ!?」 本人達にとってはまさかの展開に、驚愕するぱちゅりー達。 すると、店長が優しく微笑みながら語りかけてきた。 「でもお前達、仲良そうじゃないか?」 「むきゅっ!?」 「そ、それはそうだけど……かんちがいしないでよね!」 「これからはずっと一緒にゆっくりできるぞ?」 「ゆ、ゆっくり……」 「子供も産み放題、パイプ注入だが餌も食べ放題だ」 一瞬の沈黙。 ぱちゅりー達は見る見る間に頬を染め、笑顔になってゆく。 「……むきゅっ。わるく……ないわね」 「それはそれで、とかいは、かも……」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ピピィーッ! けたたましい警告音が、古めかしい筐体から鳴り響く。 片田舎にあるゲームセンターの片隅に、それはあった。 立方体に近い筐体の上面には、いくつかの穴が開いている。 筐体の奥に置かれた透明ケースには、ぱちゅりーとありす。 モグラ叩きならぬ『ゆっくりたたき』である。 ‐‐‐‐‐‐‐‐過去作‐‐‐‐‐‐‐‐ ふたば系ゆっくりいじめ 769 ゆっくり採集~つかまってごめんね!~ ふたば系ゆっくりいじめ 766 まりさがまりさだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 761 ゆっくりした週末 ふたば系ゆっくりいじめ 755 まりさもみもみ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓×4 確かにメンテ面倒そうだなww しかもお客の方も、ゆっくりを潰す度に餡子が服にまで跳んで来そうww -- 2018-01-17 05 25 32 ゆん獄に行くんですねわかりますw -- 2014-08-01 20 51 09 モグラ叩きよりカッパ退治の方がゆっくりには向いてるかも -- 2011-08-15 23 32 43 ぱちゅりーなんてすぐ死ぬゆっくり母体にするか? -- 2011-07-12 22 05 16 餡子やクリームが飛び散って、メンテが大変そうだ。 -- 2010-07-15 04 06 51
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202 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2007/11/29(木) 19 07 09 ID 6R9aOelEO 「私は何度も転生してるんだから大人と同じ、子供が大人を殴るなんて世の中狂っていますね」 と人里の子供たちにいじめられながらも精神的勝利を収める阿求 203 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2007/11/29(木) 19 26 26 ID OgifHcHQ0 202 ハカセタイプのこましゃっくれたガキに 「子供相手にムキになる大人がいる方が世の中狂ってるってものですよ」 と言われてプルプルするあっきゅんが可愛くてもう 204 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2007/11/29(木) 19 34 53 ID nysOOk2Q0 203 後日、人里近くの川の下流でちゆりの遺体が発見されたとかなんとか
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『久城学園の不思議』 お借りします 23KB ※久城学園の飼育→久城学園の夜→と続いています この二つを読まないと、訳がわからないかもしれません ギャグです、ぬるいじめです HENTAI注意 今回の登場人物 まりさ 今回の主人公。 久城先生 学校の理事長。胡散臭い笑みが素敵なお兄さん。 鬼居先生 芽出先生(同僚のお姉さん。今回は登場無し)LOVEの人。 めーりん 金バッチ。中身は激辛ピザまん。 あらすじ 人間の卑怯な罠に落ちて、お帽子に鎖を取り付けられてしまったまりさ。 しかし、人間の手先となっためーりんを聡明なるまりさの作戦によって倒し、 ついに、自らの手で自由を手にしたまりさ・・・。 卑劣な手段で自分を捕また人間に、まりさの復習が始まるのだった・・・。 ・・・以上まりさの餡内(脳内)より引用。 以下本編 キーンコーンカーンコーン ・・・という鐘の音が鳴り響いていた校舎も今はしいんと静か。 それは、今が真っ暗な夜だから。 中等部の生徒達は既に家に帰り、昼間の喧噪が嘘であるかのよう。 その、真っ暗な校舎の隅をぽよん、ぽよんと跳ねる一つの影・・・。 ゆっくりまりさだ。 先ほど帽子を交換したまりさの事は心配要らないだろう。 あのおうちに居る限りは人間は手出しができない。 人間に使われている以上、れみりゃだって手出しは出来ないのだから。 たしかに、毎日人間がご飯を持ってくるのは魅力的だ。 町にいる間、まりさはちっともゆっくり出来てはいなかったのだ。 しかし・・・とまりさは思う。 もともとまりさは、人間が独り占めしている野菜を取り返しにきたのだ。 たしかに人間が持ってきた『きゅーしょく』とかいうのは美味しかった。 しかしだ、ケチな人間がわざわざまりさに持ってきたくらいだ。 あんなに大事にしているお野菜はもっと美味しいに違いないのだ 残念ながら、畑の周りには、人間が卑怯にも罠を仕掛けている。 それに、あのお帽子を交換したまりさも助けに行かねばなるまい・・・。 まりさ程ではなかったが、まりさはたしかにあのまりさ(山まりさ)の中にも見いだしていたのだ。 決して、人間に下ることのない強い意志を。 まりさは、元々飼いゆっくりだった。 とは言っても、飼い主が気まぐれに、捕まえてきた二匹に作らせた子供ではあるが。 子供が出来た途端、両親は捨てられた。 そんなことをする飼い主に、まともな躾が出来るはずはない。 しかも、野良の二匹から生まれた子供なのだ。 案の定自分の強さを勘違いし、増長したまりさは、春になって放り出された。 ・・・選別に、残ったゆっくりフードを持たされて。 運良くまりさは学校からの脱出に成功した。 それは、山まりさが連れてきた子ゆっくりの一部が校舎に侵入し、人間とれみりゃがそっちを追っていたためではあったが・・・。 まりさは、ひとまず自分の『おうち』へ向かい、その後近くの公園に集まっているゆっくり達を総動員。 人間のあの大きなお家へ攻め込む、という絵を描いていた。 ぽよん、ぽよんとまりさは進む。 おうちに残してきたれいむとおちびちゃんが心配だった。 聡明なれいむのことだ、何も心配はいらないだろう。 それに、まりさに万が一のことがあったときのため、お家にはれいむとおちびちゃんが暫く暮らせる食料を置いてきた。 だが、もし人間に見つかれば、卑怯な人間に何をされているかわからない・・・。 英雄であるまりさなら兎も角、普通のゆっくりが人間に適うはずはない。 学校の近く、路地裏に段ボールが積んである場所がまりさの『まいほーむ』だった。 まりささがおうちに近づくと、れいむの背中が見えた。 だが、様子がおかしい。 ・・・まるで、れいむの様子はおちびちゃんが永遠にゆっくりしてしまった時のように暗い・・・。 何かあったに違いない・・・自然とまりさのあんよは速度を増した。 「れいむっ!?どうしたんだぜっ!!!」 慌てて家に飛び込むまりさ。 家の中に変わったことは・・・ 居ない!ありさのおちびちゃんが居ない! それに、まりさが貯蔵しておいた食料が、食い散らかされていた。 「れいむ!いったいなにがあったんだぜっ!!!」 振り返ったれいむの目に映ったのは、一人のまりさ。 そのお帽子は・・・お帽子は・・・あの、まりさであった。 山から下りてきたばかりで、ご飯の取り方が分からずに飢え死にしかけていたあの。 れいむは、狩り(ごみ漁り)が上手だったし、夫であるまりさの残してくれた食料もある・・・。 だから、れいむはそのまりさを助けてやった。 水と、食料を与えてやることによって。 だが、あのまりさはご飯をひっくり返した。 「こんなまずいもの、たべられるわけないでしょぉぉぉぉ!?ばかなの!?しぬの!?」だ。 れいむが必死に集めた食料を・・・。 仕方なく、れいむはまりさが残した食料を与えてやった。 乾式のゆっくりフードだ。 万一、ご飯が取れなくなった時のため残しておくつもりだったが・・・。 次の日、れいむは食料を見つけることが出来なかった。 人間が、ご飯を捨てている箱にふたを付けたのだ。 どうせ捨てるなら、れいむたちにくれてもいいのに・・・。 だが、そんなことを言っても仕方がない。 れいむは、山から来たというまりさに子供を預け、少し遠くまでご飯を探しに行くことにした。 果たして、ご飯を見つけることは残念ながら出来なかった。 仕方がない・・・今日はまりさが残してくれた食べ物を食べよう。 早くまりさは帰ってきてくれないかな。 ・・・家に帰ってきたれいむが見たものは、食い散らかされたごはんと、 だれも居ない家だった。 まさか、人間が来たのか!? 慌てて何があったのか、この場に住む長老ぱちゅりーに訪ねる。 れいむに返って来たのは意外な答え。 「むきゅん・・・れいむがかくまっていたまりさが、 みんなのおちびちゃんをつれてにんげんのいえにいっちゃったの」 「ゆぅぅぅぅ!?」 「れいむ、ざんねんだけど、あなたをこれいじょうここにおいておくわけにはいかないわ。 あなたがここにいるとおちびちゃんをとられたほかのみんなが、とてもゆっくりできないもの・・・」 「ゆあ゛ぁぁぁぁぁぁ!れいぶはなに゛もじでないのにい゛ぃぃぃぃ!?」 「・・・おなじことよ。あなたがたすけたまりさがあんなことをしてしまったんだもの。 あなたがあのまりさをたすけなければ、おちびちゃんたちはぶじだったの!!!」 「でも゛・・・でも゛・・・でいぶのまりざががえっでくるがもじれないのに゛ぃっ!」 「・・・れいむのまりさも、にんげんさんのおうちにやさいをとりにいったんでしょう? ざんねんだけど、もうあきらめなさい・・・きょうはもうくらいから、あしたのあさまではいてもいいわ だけど、あしたおひさまがのぼったら、すぐにでていくのよ。 ゆっくりしないでね!!」 ゆっくりしないでね・・・ゆっくりにとって、これほどの拒絶があるだろうか? 兎も角れいむは、これ以上此処には居られないのだと悟り、涙を流した・・・。 そこへ、まりさが帰ってきたというわけだ。 あのお帽子を見間違えるはずはない。 助けてあげたのに、ご飯を食い散らしていった。 助けてあげたのに、おちびちゃんを奪った。 あの、憎い、憎い、まりさだと。 「ゆあ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ゆっぐりじないでじねえぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 憎しみを込めて飛びかかるれいむ。 まりさは、訳が分からなかった。 人間の居場所からやっと帰ってきたのに・・・おちびちゃんは居ない。 れいむは、ゆっくりしていない顔でまりさに攻撃を仕掛けてくる。 「れいむっ、やっ、やめるんだぜ!まりさはまりさなんだぜ!わからないのかだぜ!」 「わがらいでがああああぁぁぁぁぁぁ!!わがるがら、ゆっぐりじないで、じねぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆうぅぅぅぅぅぅ!?」 容赦のないれいむの攻撃。 最初は長いこと家を空けて拗ねているのかと思ったが、どうも違うらしい。 一体、何が起こったのか。 しかし、このまま攻撃を受け続ければまりさだってゆっくりできなくなる。 仕方がない、ちょっとれいむには落ち着いてもらうためだ。 軽くのし掛かって、押さえ込もう。 「ゆん!」 「ゆが!?」 まりさは、間違ってしまった。 それは、今まで通りの力で体当たりしてしまったこと。 ・・・一週間以上鎖で繋がれ運動はしない。 なのに、子供達が給食の残りを持ってくるためまりさの栄養状態は豊富・・・。 詰まるところ、その、デブっていた。 重さが増えれば、当然のしかかりの破壊力も増す。 さっきまで泣いて、体の水分が少なくなっていたれいむ。 ・・・食べ物が見つからず一日以上何も食べていない。 更にはさきほどのぱちゅりーの言葉。 死にそうなほど弱っていた(と思い込んでいる)れいむは、その重圧に耐えきれなかった。 体に圧力をかけられたれいむは、餡子をはき出して、永遠にゆっくりしたのだった。 「ゆがあぁぁぁぁん!なんでぇ!?なんで、えいえんにゆっくりしちゃうんだぜぇぇぇぇぇ!!!」 当然、まりさは訳が分からない。 軽く押さえ込んだだけで餡子をはき出してしまったのだから。 まりさは自分がデブっているという自覚など無い。 なんで、なんで、なんで、なんで。 訳が分からずに、騒ぐまりさの声は当然響き渡る。 その声を聞きつけて、他のゆっくり達が家から這い出てきた。 見れば、おちびちゃんを奪っていったまりさ(の帽子をかぶったまりさ)。 なぜここにいる。 おちびちゃんはどうした。 やっぱり、にげかえってきた。 おちびちゃんがいない。 きっと、にんげんにころされたんだ。 どうして、おまえがここにいる。 どうして、おまえはしんでないんだ。 「ゆ・・・ゆぁあ?」 まりさに向けられる、明らかな殺意。 まりさは、(ゆっくりにしては)聡明だった。 危機を感知する感覚が鋭かった、と言ってもいい。 此処にいてはいけない・・・まりさは、再び逃げ出した。 後ろでは、まりさを睨み付ける視線。 あの場のゆっくり全てがまりさを追いかけてきている気がした。 まりさは再び学校に戻ってきていた。 道行くゆっくりの全てから、殺意を投げかけられる。 まりさには、訳が分からなかった・・・。 何かが狂ってしまったに違いない。 そうだ、もう一度帽子を取り替えよう。 もう一度、人間のところでゆっくりしてあげよう。 そう思った。 校庭のれみりゃは、もう居なくなっていた。 先ほどまで、ほのかに付いていた高等部の明かりも消え、まりさを照らすのは月明かり。 遠くで光る街頭だけ。 まりさは、先ほどまで自分が居た犬小屋の前に帰ってきた。 だが、小屋の鎖には、自分の帽子が繋がれていない。 まさか!まりさの帽子をちぎって逃げ出したのか!? あわてて、小屋の入り口に向かう。 だが、黒くてどろどろに溶けた何かが、ぽつんと入り口に置いてあった。 何だろう?と近づくと、つーんとした臭いが漂ってくる・・・。 「ゆあああああ!くさい、くさいんだぜぇぇぇぇぇぇ!」 だめだ、とても臭くてくわえる事なんて出来ない・・・。 こんな臭い物、くわえることなど出来ない! 元々飼いゆで、それなりには美ゆっくりの部類に入っていたまりさはすぐにつがいをみつけた。 小汚いれいむではあったが、おうちを持っているのが魅力だった。 残念ながら、れいむは狩りが下手であった。 れいむが持ってくる食べ物は、みんなこんな酷いにおいのするものだったのだ。 まりさに、そんなものが食べられるはずがない。 まりさはれいむが取ってきた食べ物に口を付けることはなく、持たされたフードを食べ続けた。 ・・・れいむには決して分けることはなく。 だから、お野菜が有る場所があると聞いて、すぐに人間から取り返すことを選んだのだが・・・。 こんな臭い物が置いて有る以上、家の中には入れそうになかった。 呼びかけてみても返事はないし、外にお帽子もない。 おそらく、中には居ないんだろう・・・。 まりさはそう判断した。 ならば、こんな所に用はない。 そうだ、この大きなお家をまりさのものにしてやろう。 その方が、人間なんかに使われるよりもずっと家も喜ぶだろう。 まりさは、そう考え、校舎の周りを一周した。 すると、どうだろう。 侵入するのに丁度良い穴が開いているではないか。 この穴、風の流れを起こすために低い位置と高い位置に2カ所設置された通風口である。 本来であれば、このような通風口にはゆっくりが入ってこないようにするため、柵を取り付ける。 しかし、何故か此処に柵は付いて居ず、大きく口を開けた暗闇が広がっているだけであった。 ・・・まりさは思った。 この家は、まりさに使われたがっているんだっ! 間違いない、と。 まりさはそこから校舎に入っていった。 「きょうから、ここはまりささまのおうちなんだぜ!」 ポチャン。 まりさの『おうち宣言』に答えたのは、水の音だけ。 暗い校舎の中、まりさに答える物は誰もいない。 これで、この大きなおうちはまりさの物になったのだ。 いくら人間でも、人の家に土足で入り込み、家主を追い出すような無礼なことはしないだろう。 まりさのゆん生は、順風満帆である。 「ん?なにかいいにおいがしてるのぜ」 良くは分からないが、良いにおいがしている。 まりさは、周囲を見回した。 するとどうだろう? 並んだ白い容器に良いにおいのする玉が二、三個転がって入って居るではないか。 これは、まりさへの贈り物に違いない。 さしもの人間も、まりさの偉大さに気づき、早速贈り物を用意したわけだ。 「ゆふう、はじめからこういうたいどならまりささまもかんだいにならざるおえないのぜ。 しかたがないのぜ、このいえのにんげんはまりささまのどれいとしてつかってやるのぜ。」 器用にも、そう喋りながら玉を口に入れるまりさ。 口に入れた瞬間、何とも言えない臭いと、嫌なしょっぱさが口中に広がり・・・ 「ゆげぇぇぇぇぇ!なんなんだぜっ!」 まりさはそれをはき出した。 「ぐうううう!まりささまにどくをよういするなんて、にんげんめ、やっぱりいたいめにあわせないとだめなのぜ!」 はき出して正解であった。 トイレの芳香剤などを食べれば、生命力の強いゆっくりと言えど、死に至るであろう。 だが、自信のそんな幸運に気づかないまりさは、にんげんをやっつけると意気込み、先へ進もうとした。 幸い、トイレのドアは引き戸で、少し隙間も空いていた。 まりさは、こんな薄暗いところに興味は無いと、トイレの入り口に向け跳ね始めた。 「あかないよぉぉぉ」 が、急に聞こえてきた声に足を止める。 「な、なんなんだぜ?だれかいるのかだぜ?れいむ?ありす?」 「あかないよぉぉ、あかないよぉぉぉ」 「ゆっ!ひきょうなんだぜ、すがたをみせるんだぜっ!」 まりさが、何を言おうと声の主は開かない、開かないと繰り返すばかり。 二・三回、問いを返したが声の主は同じ事しか言わず、だんだんと腹が立ってきた。 まりさはそんな愚図には用は無いのだ。 こんな薄寒い毒の置いてある変な場所ではなく、暖かく食べ物のあるどこかに行かなくては。 「ゆ、そんなことまりささまのしったことじゃないのぜ。 あかないなら、そこでゆっくりしてればいいんだぜ。まりさは、おししいごはんを狩りにいくのぜ!」 「あかないの・・・ドアが・・・あかないのぉぉぉぉぉ!!」 まりさが、大声で声の主に叫んだ瞬間、バタン!とドアが開く。 中から、すごい形相の少女が涙を流しながら前方に手を伸ばす。 ゆううううう! 少女のあまりにゆっくりしていない様に腰(?)を抜かし、しーしーを漏らすまりさ。 いくら相手が愚図の人間だったとはいえいきなり出てくればまりさだって怖いのだ。 少女は目線の先に誰もいないことを確認すると、だんだん下に目線を下ろし。 「なーんだ、ゆっくりか。出てきて損した~」 トイレに帰っていった。 「な・・・!なんだったんだぜ?にんげんのぶんざいでまりささまをおどかすなんていちまんこうねんはやいのぜ!」 しまった、光年は時間じゃない・・・距離だ。 などと自分で突っ込む知能がまりさに有るはずもなく、不満を垂らしながら外に出た。 あんよがしーしーで濡れて、べちょべちょと気持ちが悪かった。 ―その1・トイレの花子さん― しばらく進むと、まりさの目に光が入ってきた。 宿直室である。 こんどはまともな食事にありつけるだろう。 まりさは、意気揚々と光に向かい、さっきのことを思い出した。 もしかしたら、また人間が居てまりさを脅かすために隠れているかもしれない・・・。 現に、中から人間の声がした。 さっきのようにしーしーを漏らしてはまりさの沽券に関わる。 まりさは、少々様子を見ようと、ドアの隙間から中を覗いた。 宿直室内部 「ああ、お前が無事で良かったよ」 「じゃおっ」 「ああ・・・一目見たときから、お前が・・・」 「じゃおおお(///)」 「しかし、俺には芽出先生という心に決めた人が・・・でも」 「じゃお?」 「そうだね・・・痛くしないから、さあ、おいで」 「じゃっじゃおー?」 鬼居先生の只ならぬ雰囲気に、慌てて逃げ出すががっちりと捕まれてしまう。 心なしか、鬼居先生の顔が赤い。 もしかしたら、病気なのかも・・・ 「・・・大丈夫、優しくするよ」 そう言いながら、めーりんのまむまむをそっと開き 「クロスッ・イン!」 自らのそそり立つモノをめーりんの中へ。 そして 「いでえええええええええええええええ!!!」 あまりの刺激に絶叫をあげる。 ・・・めーりんの中は辛いピザまん。 しかも、先ほどまで命の危機にさらされていたためか、激辛であった。 「いだだだだだ、でも、この痛みが、また・・・」 「じゃぉ!?」 人間でも痛いのに、ゆっくりのぺにぺになど突っ込めば死んでしまう。 めーりんが馬鹿にされるのはこんな理由であったのかもしれない。 少なくとも、ありすからは嫌われるのでは無いだろうか? 「ゆわぁぁぁぁ!な、なんなんだぜあれは!」 まりさは硬直していた。 さっきの何倍も恐ろしいモノを見た気がする。 まりさはあわてて宿直室を後にした。 ―その2・宿直室に響く叫び声― 「ゆ・・・おなかがへったのぜ・・・」 思えば、夕方から何も食べて居ない。 このような状態で人間に見つかれば、負ける可能性もある。 速やかに食事を探さなければ・・・。 そう考えながらぽよんぽよんと廊下を進むまりさの前に、小さな何かがあった。 たべものかもしれないのぜ!と思い、ゆっくりと近づく。 ・・・お饅頭? いや、違う、あれは・・・ 「まりさ、まりさなのぜ!?」 それは、まりさの子供だった。 が、良くみるとお帽子のかぶりかたがおかしい。 まりさは、お帽子はきっちりかぶる様に教えたのに・・・ 帽子は、子まりさの頭で不安げにゆらゆら揺れている。 あれでは、風が吹けば帽子が飛ばされてしまうだろう。 もう一度きっちりお帽子のかぶり方を教えなければ。 手のかかるおちびちゃんだ・・・ そうして、子まりさに近づき 「ゆああああああああああ!」 悲鳴を上げた。 子まりさは、右上の部分が、無い。 右目から頭にかけてがごっそりえぐられていた。 「ゆ・・・ゆう?」 「まりさ、だいじょうぶなのかだぜ!しっかりするんだぜ!」 子まりさが、声を上げる。 息はあることが分かってほっとしたが、このままではいつ永遠にゆっくりしてしまうか分からない・・・ ぺーろぺーろしてあげるために、子まりさの正面に回った。 親であるまりさの姿を確認し、子まりさも声をあげる。 「ゆ・・・にんげんに・・・かてるんじゃ、なかったんだじぇ?」 「ゆ?」 その通りだ、人間なんかまりささまにかかれば・・・ でも、どうしておちびちゃんは今そんなことを言うのだろうか? 「どう・・・して・・・まりしゃたちをおいて・・・にげたのじぇ?」 「ゆぅぅ!?まりさは、にげてなんかいないのぜ!? こうして、にんげんのおうちをまりさのものに・・・」 「みんな・・・しんじゃった・・・のじぇ・・・ まりさが・・・にんげんに・・・かてるなんて・・・いったから・・・」 「ゆううううう!おちびちゃん、なにがあったのぜ!」 「しねぇ・・・うそつきは・・・しねぇ・・・」 「ゆわあああああ!どぼじでぞんなごどいうのぜぇぇぇぇ!!!」 「しね・・・しね・・・しねぇ・・・」 「ゆわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!」 激情に任せ、まりさは子まりさを踏みつける。 それでもなお、しねぇ、しねぇ、と声がする。 まりさは、子まりさにのしかかったまま、踏む、踏む、踏む・・・。 「はあ、はあ、ま、まりさはわるくないのぜ! いうことをきかないおちびちゃんをおしおきしただけのなぜ! これは、あいがいきすぎたゆえのじこなのぜ! わるいのはおやにむかってしねなんていうおちびちゃんなのぜ!!!」 誰に言うでもなく、叫ぶまりさ。 そう、まりさは騒ぎすぎた。 夜の学校の管理者に存在を気づかせてしまう程度には。 「しねっ!しねっ!」 「ゆがあああ!まだしねなんていうのかだぜぇぇぇぇぇ!?」 そういって、ぐしゃぐやに皮と餡が混じった饅頭を踏みつける、が、 まりさは気づいてしまった。 廊下の端で月明かりを反射する羽に。 その声が、遠くから自分を狙う声だと言うことに。 「しねっ!し・・・」 夜の学校に放たれた、ふらんである。 学校に侵入してくるゆっくり対策の一つだ。 ゆっくりは1匹見つければ10匹居るといわれている。 学校に侵入されて隙間で子供でも生まれたら、駆除が大変なのだ。 そこで、夜間はふらんを学校に放っておく訳である。 「ゆああああああああああああ、どぼじでふらんまでいるのおぉぉぉぉ!?」 またしてもしーしーを漏らし、絶叫する。 これがふらんではなく、れみりゃだったならまりさは一目散に逃げていただろう。 だが、ふらんは・・・ 「あそぼー♪あそぼー♪」 侵入者がまりさだと気づくと、ふらんはにこっと笑いながら、ぱたぱたと近づいてきた。 ふらんは、まりさ種に対して何故だかこのように態度が変化する。 鳴き声も普段は『しね!』としかいわないのだが、『あそぼー』に変わり。 見た感じ、普段の殺意の波動剥き出しのふらんと違いにこにこと飛ぶふらんは可愛い。 が、この場合の『遊ぶ』とは鬼ごっこだ。 それも、捕まれば死。 まりさ種は本能的にふらんを恐れる。 その結果がこれである。 「あーそーぼー」 ゆわわ、としーしを漏らすまりさの周りをぱたぱた飛ぶふらん。 まりさが動き出すのを待っているのだ。 ふらんとしては、遊んでいるつもりなのである。あくまで。 「ゆわーーーーー!!」 しーしを周囲にまき散らしながらも、跳ねる、跳ねる。 その後をぱたぱた追っていくふらん。 この鬼ごっこは、まりさが疲れて足を止めるまで続く。 足を止めれば、中身を吸われ死ぬ。 走っている間は攻撃されないので、苦しみが、残りのゆん生の間永遠に続くのだ・・・。 「あそぼー♪」 そんなことお構いなしに、地獄の鬼ごっこを続けるふらんであった。 ―その3・廊下に聞こえる死の呪いの声― ―その4・廊下に誘う遊びの誘い― どれほど走っただろうか・・・? もう、まりさは走れそうになかった。 例え、足を止めれば死ぬと分かっていても死んだ方がましだとさえ思えてくる・・・。 死にたくはない、死にたくはないが、休みたい。 ふらふらになりながら、ふらんが自分を見失うことを願って教室の戸をくぐった。 「あそぼー、あそ・・・?」 急に、ふらんが教室の外で足を止めた。 「ゆ・・・?おって、こないのぜ?」 何故だか、ふらんは部屋の中まで入ってこようとしなかった。 このまま此処にいれば、安全だ。 まりさは、ほっとして教室の椅子、机と飛び乗ると、ほうっと息を吐いた。 ふらんは、相変わらず外でふらふら飛んでいるようだが、中に入ってこない。 流石に、ふらんを挑発する気にはならなかった。 此処には入って来れないと分かっても、である。 だが、外にふらんが居る以上ここから出ることはできないだろう。 あれだけ走ったら、お腹が空いた・・・。 まりさは、周囲を見回した。 月明かりに照らされ、部屋の中は見通しが良い。 部屋の中には、棚が並んでいた。 「ななな、なんなんだぜこれはあああああ!?」 今日何度目になるかという絶叫。 棚に並んでいたのは、ゆっくり。 もちろん、ただのゆっくりならばこんな絶叫はあげない。 顔の真ん中から二つに分けられ餡子がよく見えるれいむ。 目玉をえぐり出されたまりさ。 ぺにぺにを切り取られ、苦悶の表情のまま固まっているありす。 ビンの中でぷかぷかと液体につけられたぱちゅりー・・・。 色々な種類のゆっくりがそこには並べられていた。 そのどれもが、苦悶の表情を浮かべている。 こわい、こわい、こわい、こわい、 此処には居たくない! そうだ、こんな所から逃げ出さなければ! そう思い入り口を振り向けば、ふらん。 まりさは逃げ出せなかった。 此処に居るのもごめんだが、またふらんに追いかけられるのも嫌だ・・・。 どうすればいい、どうすれば! ふと、部屋にもう一つ扉が有るのに気づいた。 あわてて飛び込む。 少なくとも、この状況よりはましなはずだ。 「うっめ、これめっちゃうっめ!」 ぴちゃぴちゃと、何かをなめる音。 まりさが飛び込んだ部屋の先で、人間が何かを貪っていた。 「ゆっ!なにをたべてるんだぜ!まりささまがそれはもらってやるのぜ!」 ここは、まりさの家である。 この家にあるものはまりさのモノ。 人間が勝手にそれを食べるのは許されない。 だから、まりさがその食べ物を寄越せと主張するのは当然の事だ・・・。 まりさの中では、こうなっている。 人間は、その声に振り向く。 手には、饅頭。 りぼんの付いた饅頭だった。 「ゆああああああ!?」 「おやあ?ゆっくりですか、いけませんねぇ、こんな所に入って来ては。」 顔を餡子まみれにしてまりさに胡散臭く微笑みかける人間。 人間で言えば、顔を血で濡らして人間の足を掴んだ熊が目の前に出てきたようなものだろうか。 「ゆあ・・・あ・・・」 ついにはまりさの精神は限界を迎え、まりさは白目を向いて失神したのであった。 「おやおや・・・困りましたねえ?まあ、私が甘党だとばらされても格好が悪いですし・・・ 処分しておきますかねぇ・・・」 ―その5・理科室漂う餡子の香り― (いだいのぜぇぇぇぇぇ!?) まりさは、あまりの痛みに目を覚ました。 みれば、横には先ほど棚に並んでいた半分になったれいむ。 (ゆあああああ!なんなんだぜっ!あっちにいくんだぜぇぇぇぇぇ!?) だが、声が出ない。 聞こえるのは、うー、うーといううめき声だけ。 まりさの体は、セルロイドでコーティングされていた。 声どころか、体を動かすことも出来ない。 ただ、体の痛みだけが伝わってきた。 前方のガラス戸に映る自分の姿。 それは、さっきの子まりさと同じ。 1/4、右上だけが、餡子を剥き出しにされた、顔。 そこから、餡子と中枢餡が見える。 (ゆあ!ゆあぁぁぁぁぁぁ!!なんでっ、なんでまりささまがこんなめにあってるんだぜぇぇぇぇ!?) (たすけろぉぉぉ!だれか、まりささまをたすけろぉぉぉぉぉぉ!?) だが、聞こえるのは、同じようなうめき声のみ・・・。 誰も、まりさを助けない。 誰も、まりさに答えない。 (だずげろっ・・・だずげろぉぉぉぉぉぉ・・・) ゆっくり標本は、ゆっくりが生きた状態でコーティングしてしまうのが普通だ。 普通の生き物と違い、餡子が無くならなければ死なないゆっくりは、この状態でも一年は生きる。 その間、餡子が腐ることもない。 まりさの地獄は、始まったばかりであった・・・。 (だずげろ・・・だずげろぉぉぉぉぉぉ・・・) 「ふむ・・・この位元気なら、二年近く保つかもしれませんね・・・ねぇ?」 ―その6・準備室に響くうめき声― おまけ 「あら、鬼居先生は?」 「なんか、病院行くから今日は休みだってさ」 「珍しい事もあるものねえ?」 「そーだねー。」 あとがき 暫く間が開いてしまったのでリハビリです。 余り虐待出来ていないのですが・・・ すいませんです かいたもの ふたば系ゆっくりいじめ 349 久城学園のボランティア ふたば系ゆっくりいじめ 351 久城学園の飼育 ふたば系ゆっくりいじめ 354 久城学園の運動会~うえ~ ふたば系ゆっくりいじめ 355 久城学園の運動会~した~ ふたば系ゆっくりいじめ 358 久城学園の番人 ふたば系ゆっくりいじめ 363 久城学園の日常 ふたば系ゆっくりいじめ 365 久城学園の夜 これ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 鬼居先生はHENTAIなんですね。わかります。 -- 2012-05-19 15 26 28 フラマリかと思ったけどただの死亡フラグだったみょん。 -- 2010-07-09 13 01 51
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「ふたば系ゆっくりいじめ 764 たまたま/コメントログ」 面白かった。偶然が重なったとはいえ、ゆっくりんピースのうざいところを潰せるのは面白い -- 2010-03-26 18 36 26 所詮偽善者の集まりだからな。ちょっと突けば本性なんてこんなもんだ -- 2010-06-29 00 09 07 ゆっくりんぴーす虐めってジャンルはないのかな? -- 2010-07-03 16 10 38 金と権力に品性が伴ってない人たちってたくさんいるよね。セレブ(笑) -- 2010-07-03 19 25 35 ゆっくりんピースざまぁwwww ゆっくりんピース苛め物もっと欲しいねぇ -- 2010-11-01 19 33 52 「たまたま」なら仕方ないな -- 2011-09-01 05 43 20 レイパーを駆除したって別に問題じゃないだろ。 ハムスターの飼い主だってネズミ駆除くらいはする。 -- 2013-08-07 09 53 47 「たまたま」だしね「たまたま」 -- 2016-01-08 23 31 20 愛誤団体ざまぁwwwwww -- 2019-03-30 01 14 40